公開日:2026年5月24日
「オルカン、とりあえず積み立ててるけど……このままずっと持ってていいんかな?」

「僕は中身と仕組みを知ってから、むしろ長期で持ちやすくなったで。」
僕もNISAを中心に、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」へ投資しています。
オルカンの魅力は、単に「世界中の株に分散できる」ことだけではありません。
世界の株式市場が変われば、オルカンの中身も変わっていく。
一方で、世界分散でも大きく暴落することはあります。
だからこそ、「オルカンだから安心」ではなく、中身と仕組みを知ったうえで持つ。
その方が、相場が荒れたときにも長期保有しやすいと僕は考えています。
今回は、オルカンを買うなら知っておきたいことを7つだけ紹介します。
※構成銘柄や国・地域別比率などは変動します。本記事のデータは原則として2026年8月末時点です。

① 構成銘柄TOP5は?
| 順位 | 銘柄 | 比率 |
|---|---|---|
| 1 | NVIDIA | 4.7% |
| 2 | Apple | 4.4% |
| 3 | Microsoft | 3.4% |
| 4 | Amazon | 2.4% |
| 5 | TSMC | 1.8% |
| TOP5合計 | 約16.7% | |
100万円なら約16.7万円が、この5銘柄に投資されている計算です。
「全世界株式」といっても、世界中の企業へ均等に投資しているわけではありません。
実際には、NVIDIAやApple、Microsoftなど世界を代表する巨大企業の比率が高くなっています。
つまり、オルカン1本でもこうした企業へかなり投資しているということです。
では、この上位企業はずっと同じなのでしょうか?
② 10年前のTOP5は?
| 順位 | 銘柄 | 比率 |
|---|---|---|
| 1 | Apple | 1.45% |
| 2 | Microsoft | 1.05% |
| 3 | Exxon Mobil | 1.02% |
| 4 | Johnson & Johnson | 0.86% |
| 5 | General Electric | 0.81% |
| TOP5合計 | 約5.2% | |
約10年前まで戻ると、今とはかなり顔ぶれが違います。
2016年4月末のMSCI ACWIでは、Apple、Microsoftに続いてExxon Mobil、Johnson & Johnson、General ElectricがTOP5でした。MSCI
さらに、当時のTOP5を合計しても約5.2%。
今のNVIDIAやAppleが、10年後もTOP企業とは限りません。
③ 何社に投資している?

オルカンが連動を目指すMSCI ACWIには2,458銘柄が含まれ、世界の投資可能な株式市場の約85%をカバーしています。MSCI
つまり、オルカン1本で世界中の企業へかなり広く分散できます。
でも僕が重要だと思うのは、約2,500社に分散していることだけではありません。
その中身が変わっていくこと。
ここがオルカンの面白いところです。
④ 中身はどう入れ替わる?

ここが、僕がオルカンを長期で持ちやすいと感じる大きな理由です。
短期でも、10年後でも、どの企業が成長するかなんて僕には分かりません。
でも、僕がそれを予想し続ける必要もありません。
オルカンはMSCI ACWIへの連動を目指して運用されています。三菱UFJ銀行の商品情報でも、日本を含む先進国・新興国の株式へ投資し、同指数への連動を目指す商品であることが確認できます。MUFGネットバンキング
今はまだ小さな企業でも、成長して指数の条件を満たせば採用されたり、比率が高まったりします。
反対に、存在感が低下すれば比率が下がったり、条件を満たさなくなれば指数から外れたりします。
もちろん、「これから伸びる企業」をオルカンが先回りして選んでくれるわけではありません。
世界の株式市場が変化すれば、それに合わせて指数の中身も変わっていくということです。
オルカンが、その時代の主要企業に投資し続けてくれる。
これが、僕がオルカンを長期で持ちやすいと感じる大きな理由です。
⑤ 日本企業TOP3は?

オルカンには、もちろん日本企業も含まれています。
個人的に少し意外だったのが、日本企業の1位がトヨタではないこと。
「オルカン=海外株」というイメージもありますが、実際には日本を含む先進国・新興国へ投資する商品です。MUFGネットバンキング
⑥ S&P500を足すとどうなる?

オルカンにS&P500を追加すると、「さらに分散できる」と思うかもしれません。
でも、オルカン自体にすでに多くの米国株が含まれています。
そのため、オルカンとS&P500を半分ずつ持てば、ポートフォリオはさらに米国株寄りになります。
S&P500を足すこと自体が悪いわけではありません。
S&P500を足す=世界分散を増やす、ではなく、「米国株を多めに持つ」。
僕はこう理解しています。
⑦ 最大の暴落は何%?

世界中に分散していても、大暴落は避けられません。
MSCI ACWIでは、世界金融危機の局面で最大58.38%のドローダウンを経験しています。MSCI
100万円なら、一時的に約42万円まで減るイメージです。
世界分散でも、資産が一時的に半分以下になることはある。
だから僕は、「オルカンなら安心」ではなく、「半分以下になる可能性もある」ことを知ったうえで持つようにしています。
その方が、実際に暴落が来たときにも長期保有しやすいと思っています。
それでも僕がオルカンを「ガチホ」する理由
僕は以前、個別株にも投資していました。
「この会社はこれから伸びるのか?」
「決算はどうだった?」
「今は売るべき?買うべき?」

投資でお金を増やしたいのに、投資に自分の時間まで取られていたんですよね。
短期でも長期でも、どの企業が勝つかなんて僕には分かりません。
だから、当て続けようとするのをやめました。
オルカンなら、世界の株式市場の変化に合わせて中身も変わっていく。
もちろん、大きく暴落することもありますし、将来の利益が保証されているわけでもありません。
それでも僕が長期保有する理由は、未来の勝ち組企業を、自分で当て続けなくてもいいから。
投資に使う時間を減らして、仕事や家族、自分が本当にやりたいことに時間を使う。
僕にとっては、それもオルカンを選ぶ大きな理由です。
まとめ|オルカンなら、その時代の主要企業にまとめて投資できる。
- 約2,500社に世界分散
- 世界の変化に合わせて中身も変わる
- それでも50%超の暴落はあり得る
オルカンが、その時代の主要企業に投資し続けてくれる。
だから僕は、投資に時間をかけすぎず、オルカンを長期保有しています。
これからNISAでオルカンを始めるなら、まずはNISA口座の準備が必要です。
僕は楽天証券を使っています。
楽天証券でNISAを始めたい人は、こちらから口座開設を確認できます。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。




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